サンテグジュペリ 星の王子様 

2017-03-23

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先日、とても大切な方々との小さな(le petit )食事会で改めて話題になった本 その中で、本当にお世話になっている方が読んだことが無い!、(読んでみたい。)とのことで、恐れ多くもプレゼントさせて頂く。
小学校の頃、中学生とばして、高校生、大学生、と座っていた椅子までしっかりと記憶があるもの(椅子って大事!)だと三度読んでいて、そして、何冊も買ったけれど。生まれた時から家の本棚に在り子供の頃に強く胸に刻まれたこの本は、思春期の頃に読み返したときは、ふーん、なんだか説教臭いのかなあとしか思わなくなっていた。
今回再会したら、もう胸いっぱいに。孤独な孤高の飛行機乗り、一方で社会では華やかな場所にもいたサンテグジュペリにしか描けないとてもリアルな精神の風景画。そして、聖書のような本。
薔薇との対話。キツネとの対話。蛇との対話。切なくて哀しくて、胸がいっぱいになる。
この地球にこんな名作があるのか、と。今更。
やっぱり心に馴染むのは、岩波書店の内藤濯訳。