
満月だった
 何度でも読みたくなるのは平安のものがたり
 自身のことはともかく他人の色恋沙汰にまで感情的になるような人は教科書でだって習ったような最古からの美しい物語のことをすっかり忘れちゃっているんだと思う
 川上弘美さんの伊勢物語が今の気分で。
 モノを語るのが文学なら絵も同じだ
 もっとテンポよくドライに。こんな風に描きたい
 現代社会の中で泥臭く働いたり生活したり、今を生きる自分に自己啓発的によりリアルに入り込んでくるのが、飴玉を舐めるように味わう原文とはまた違う現代語訳の魅力と思った
 月末までに古事記も読まなきゃ
 そんな理由がある!
日本文学全集 03
 河出書房新社


