辰秋の朱色

2017-09-10

重陽の節句だった
頂いた秋桜の花束と菊を飾る
最近バタバタしていて伺える展覧会の数はぐんと減ったけれど、仕事がない時期に馬鹿ほど展覧会鑑賞としつこいくらいの写生をしておいてよかった
写真は最近見たものでチケットが残っているもの。俄然よかったのが、

○浅井忠の京都遺産(泉屋博古館分館~10月13日)
○北大路魯山人展(何必館~9月24日)
○黒田辰秋展(美術館えきKYOTO~10月9日)

特に黒田辰秋展
河井寛次郎の男前なネクタイ入れ、鍵善良房の見事な扉板、宮内庁千鳥の間の優美な椅子など、漆に知識が無くても楽しいはず。
何必館に伺う前、漆の葛きり器を話題にしながら鍵善で葛きりを頂いた直後、突然の電話と全くの偶然の流れで辰秋展に行くこととなったのはびっくり笑。
それにしても、辰秋のうみだす朱漆のエロティックなことといったら。後半のほんの数点の茶器に出会えただけで作家で良かった、否、女で良かったと心底思った。